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全部俺の責任なんだ

この記事の所要時間: 133

息子の学校へ忘れ物を届けに行ったとき、学校は中休みで、子供達は校庭で遊んでいた。

 

正面玄関を抜けた所にある花壇で、軽い障害のある子が、上級生に囲まれて泣いていた。

 

その中のリーダー格の一人が「やれよ、時間がねえんだよ。やんなきゃ殺すぞ。」と凄んでいた。

頭にヘッドギアをつけた、おそらくは肢体不自由の他に知的障害もあるであろう、特殊学級の男の子が、
しくしく泣いているその姿に勝ち誇るかのように、そう言い放っていたのは、俺の息子だった。

 

俺は背後から息子の髪を掴んで地面に叩きつけた。

まさかここにいるわけのない父親の顔を見て、信じられない表情の息子の胸ぐらを掴んで立たせて、顔面を殴った。

生まれて初めて親父に殴られた恐怖に、顔をこわばらせる息子に、「時間がねえんなら、てめえがやれや。」と俺は言った。

 

俺は息子をてめえなんて呼んだことはないし、ましてや殴ったこともなかった。

小さいときから、情操教育に気を使い、人に優しくあれと教えてきた。

小さい子、弱い者を守ることの美徳を教えてきたつもりなのに。

こんな陰湿ないじめをするようなガキに育ったのは、俺の責任だ、そう思ったら、くやしくて、情けなくて、また息子を殴った。

 

鼻血を出してうずくまる息子を見下ろして仁王立ちになった俺を、職員室から飛び出して来た担任が止めた。

もうこの先は書きたくないから書かないが、帰り道で涙が止まらなかった。

 

全部俺の責任なんだ、そう思うといたたまれなくなった。

小学校の高学年から高校までいじめられていた俺の、よりによってその息子が、あんなことをしていたなんて。

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