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軽音楽部に入って結成したバンドで人生最後のライブにメンバー全員全力で挑んだ文化祭

この記事の所要時間: 157

俺は高校で軽音部に入ってバンドを組んでいた。

そのメンバーの中に、いつもリーダーと呼ばれて皆から慕われてる奴がいた。

リーダーはすごく几帳面で、日記帳なんかを持ち歩いていた。

 

ある日、俺はリーダーがトイレに行ってる間にその日記帳を読んでみた。

この行為はリーダーが日記帳を持ってるって知ったときからやってた。

リーダーは几帳面なわりに結構鈍感で、俺のその行為に気付いていなかった。

そこには、「なんか病気が見つかったんだって。俺にはよくわからないけど、もうすぐ死ぬってことは理解できる。文化祭のライブは出来そうだから、最高のライブにしたい」
と書いてあった。

え、何これ。ベタなドッキリだなーw
本当に下手過ぎるよww
とか言ってみたが、その虚しい独り言には説得力がなく、泣きそうになった。

そのすぐ後にリーダーが帰ってきたが、やはり俺が日記帳を読んだことには気付かない。

 

 

そして1カ月ほど経って文化祭。

リーダー「もうすぐで俺らの番だな。最後のライブなんだし、最高のライブにしような!」

俺は心を決めた。何がなんでも最高のライブにしてやろうと思った。
2曲ほど弾き終わり、リーダーのMCが始まる。

「なんか、大学でも軽音部あるかわからないし、もはや人生最後のライブになるかもしれないw」

会場は沸いたが、俺にはその言葉の意味が理解できた。泣いた。

「おい俺、なーに泣いてんだよー。泣いてたら次の曲を歌えないだろ」

リーダーはドラム担当だから歌えないし、ギターの奴は喘息持ってて歌えないので、俺がベース兼ボーカルをやっている。

「うん、ごめん。でも最後の、ライ、ブなん、て、寂しい、もんだよ、な」

その言葉もちゃんと話せて無かったっぽい。

 

『俺君、頑張れー』

会場のどこからかそんな言葉が聞こえてきた。

「よし、やるぞー!」

リーダーのその掛け声でライブの、俺の高校最後の、そしてリーダーの人生最後のライブの最後の曲が始まる

 

ライブは大成功だった。

そして、その数ヶ月後にリーダーが亡くなった。今、俺はベースを練習しつつ、ドラムを始めた。

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