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子供を失った悲しみに暮れる夫婦が訪れた大好きだったディズニーランド

この記事の所要時間: 936

導き出した結論は離婚でした。

子供を亡くした親は、必ず離婚を意識するそうです。

理由はこれ以上、子供のことを思い出して、互いに傷つきたくはないから。

それが天国にいるであろう、我が子に対しての償い。

償いとは、自分自身に対する運命のカルマです。

 

真剣に離婚を考えながらもA課長は、予約してあるレストランへ行きました。

そこではお互い、言葉は交わすことはなくても、これが一緒に取る最後の食事であることはなんとなく、感じていました。

子供が生きていたら喜ぶであろう、ミッキーマウスのショーが見れるレストラン。

これが最後の晩餐になるんだろうなぁ、と夫婦共に考えていたそうです。

 

A課長は自分の心は死んだ子供にある。

奥さんも亡くなった子供だけしか考えられなくなっている。

どんなに思おうが、子供は生き返らない。

苦痛のジレンマ。

だけど、二人にとっては決して忘れることができないし、忘れる気持ちも毛頭ない、楽しい日々の思い出がある。

共有する楽しい思い出と、それに残酷なまでに続く悲しい思い出。

子供の笑顔が脳裏で蘇るたびに、罵り合い、互いに傷つけ合う。

 

レストランに入り、

「予約していたAですが。」

と伝えると、係の者(キャスト)は席に案内してくれました。

テーブル席。

空席がありますが、それは亡くなった子供の席です。

Aさんと奥さんの間にある一つの空席。
ポツンと。

あいにくと、その日は非常に混んでおりました。

日本はおろか、アジア中から客(ゲスト)が来ていたから当然です。

Aさんの席は二人だけなのに、4人掛けのテーブル。

Aさんもちょっぴり悪いかな、と考えました。

 

そんな時に、キャストは来て言いました。

『お客さま、大変申しわけございませんが、御夫婦さまでしたら、二人掛けのテーブルに移っていただけないでしょうか?御家族連れに困っているお客さまのために。』

そう言ったそうです。

夫婦だけなら、もっと小さなテーブルに行って、大きなテーブルは待ち疲れたファミリーに譲る。

それはディズニーに限らず、レストランで食事を摂る者の当たり前のマナーですね。

だけど、Aさんは「悪いな」とは思いつつ言いました。

 

『混んでいるのは分かるんだよね。できることなら僕だって席を譲りたい。

でも、実は、昨年、私たちの子供が病気で死んだんだ。今日は、私たちの子の誕生日なんだ。

私たちは子供の誕生日を祝ってあげたい。この真ん中の席には、子供が座る予定だったんだ。約束していたんだ。

二人だけであれば当然、席を譲ろうかとも思うんだけれど、亡くなった子のバースディだから、

大変申しわけないんだけど、このままでいさせていただけないだろうか。』

と言ったそうです。

 

そのキャストは、しばらく考えると、

『お客さま、それは大変失礼な事を言ってしまいました。大変申しわけございません。どうぞ、このままの状態でいらしゃって下さい。』

と言って去って行ったそうです。

 

しばらくして、食事が来ました。

注文したのは二人分のフレンチのコースだったのに、なぜか三人分が来たそうです。

しかも、真ん中の席にはきちんとお子さまランチが置かれたそうです。

ドリンクはオレンジジュース。

Aさんはキャストを呼びました。

『自分たちは子供の分までは注文していない。』

と。

すると、

『これは店のサービスです。お子さまの分はお店のサービスです。』

そうキャストは言ったそうです。

 

しばらくして、天井の明かりが少しばかり落とされたかと思うと、突然、アナウンスがありました。

Aさん夫妻は何だろう?と思い、マイクの発信先に目をやりました。

すると、そのキャストが大きなケーキを持っていました。

それもバースデーケーキを。

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