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無理して不良していた弱い自分を叩き直してくれた見知らぬオジさん

この記事の所要時間: 313

【投稿者名】悲しい名無しさん  【性別】男性 :2016/01/17 02:23:44

 

あれは私が高校2年の話です。

私は体質的に筋肉質で喧嘩の腕っぷしに自信があり、毎日のように喧嘩をしていました。

今思えば、とても恥ずかしい話です…

そんな不良だった私を叩き直したオジさんのおかけで、私はまともになれました。

 

当時は、先輩後輩の間がギクシャクしており、後輩から先輩に対して突っかかっていくことがよくありました。

もちろん、その先頭は決まって私でした。

先輩の中でも私の噂は広まり、絡まれることが多くなっていきました。

しかし、喧嘩に自信があった私は先輩を負かし、日に日に誰も絡んでこなくなりました。

天狗になった私は、繁華街に出て自分から喧嘩を売るようになり、喧嘩尽くしの毎日でした。

 

ある日、いつものように繁華街で喧嘩相手を探していると、一人ののオジさんが仲間と思われる強面の人達を3人ほどつれて歩いてきました。

私はわざとぶつかり、「どこ見てんだ、じじぃ!殺すぞ!!」と喧嘩を売りました。

もちろん、その3人は私を囲んでやる気満々です。

その時、オジさんは「やめねえかお前ら。たった1人に3人群がって恥ずかしくねえのか。」と言いました。

3人は「すいません。」と言い、オジさんの後ろに戻りました。

 

オジさんは続けて、

「おめえ、自分より大人数に喧嘩を振れるなら、たいしたもんだ。だけど、おめえさん知らねえだろ自分より強い奴を。なんなら俺が相手してやるから来てみな。」

と言われ、私は向かっていったのですが、オジさんの目の前で止まってしまいました。

 

なぜなら、オジさんのとんでもない威圧感に圧倒されたのです。

オジさんの目を見ると、さっきまで弱々しいオジさんとは思えない、まるで鬼のような目をしていて、

私はその目を見て身体が震え、冷や汗も止まらなくなったのです。

はじめて喧嘩で感じた、初めての恐怖でした。

 

オジさんは

 

「それがおめえの実力だ。

圧倒的な実力をもつ者の前ではおめえなんてちっぽけなひよこだ。

本当に強いやつは自分の弱さを知ってる。

おめえはまだ若い。こんなことしなくてもおめえを認めてくれる人は大勢いる。」

 

そう言うと、オジさんは私の頭を撫でました。その時私はなぜか泣き崩れました。

続けて

 

「それでいい。人に自分の弱さを見せろ。

そうすれば、皆おめえを迎え入れてくれる。

強くなりたいなら、自分の弱さを知って、人に弱さを見せ、許す心を持て。

おめえはこれからもっと強い人間になれ。

おめえは人に涙を見せられる優しいいい人間じゃねえか。」

 

そう言って、頭をポンポンとし、にっこり笑って帰っていきました。

 

 

この日から私は喧嘩をしなくなり、段々と穏やかになっていきました。

今までのわからない不安もなくなり、自然と友達も増えていき、高校も卒業。

無事就職もして、よい人生を歩んでいます。

あの時のオジさんには頭が上がりません。本当に感謝しています。

 

もし、心に余裕のない方。何か不安を持っている方。

そんな方は、人に自分の弱さを見せてみてください。涙を人に見せてみてください。

そしてそんな余裕のない自分を、不安を持っている自分を、許してあげてください。

もしかしたら、楽になるかもしれません。スッキリするかもしれません。

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