組体操の100人ピラミッドで大切なことを学んだ六年生の運動会

【投稿者名】悲しい名無しさん 【性別】性別 :2016/04/29 18:08:09
今はもう、18歳になった娘が、小学校六年生の時の運動会のことです。
最近、危険であるということで、禁止になったと話題になった、組体操のピラミッド。
娘の学校でも次の年からは、人数を減らした小さいピラミッドになりましたが、娘の年は最後の100人ピラミッドに挑戦することができました。
毎日毎日、繰り返す練習、それがどんなに厳しく、張り詰めたものであるか、娘の話からも想像できました。
体格のいい我が娘は、下から2段目、その上ピラミッドの中心あたりの位置のため、表からは全く見えない位置に配置されました。
ある時、私はポツリとこんな事を言ってしまいました。
「上に乗れるコはいいよね。重たい思いもしないでいいし、目立つしね、写真にもちゃんと写るしさ。」
すると娘は、真剣な表情で私に言いました。
「お母さん、私の上に上っていく人は、みんな物凄く気を使ってくれるよ?
痛い?ごめんな?もうちょっと頑張って!もうすぐだから!頑張って!って。
自分たちは、すごく怖いんだよ?
高いのに、グラグラする人の背中にのぼるんだよ?
怖いの我慢して、下の子たちのために、どれだけでも早く上ろうと必死なの!
楽な役の子なんてだれもいないの!」
私は感動しました。
ピラミッドの練習の中で、この子達は、ものすごく大切なことを学んでいるんだ。
自然に学んだんだ。
本番の運動会当日、100人のピラミッドは、息を飲んで見守るグラウンドにいる全ての人の前で、見事に成功!
子供達の素晴らしい笑顔に、保護者たちは涙、涙。
一生忘れられない、素晴らしい運動会でした。
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結局、保護者向けの感動を演出するパフォーマンスだったってことか。
やっぱり禁止になって良かった〜(´Д` )
苦しさや危険の中でしか学べない事ってありますよ。娘さん今後の人生に活かせる貴重な体験しましたね。人の痛みがわからない人、人の幸せを喜ぶ事が出来ない人って悲しいですものね。