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ばあちゃんが作ったすごろく

この記事の所要時間: 117

俺は小さい頃、家の事情でばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地に来て間もなく当然友達もいない。いつしか俺はノートに、自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。それをばあちゃんに見せては、
「ここでモンスターが出るんだよ」
「ここに止まったら三回休み~」


ばあちゃんはニコニコしながら、
「ほうそうかい、そいつはすごいねぇ」
と相づちを打ってくれる。それが何故かすごく嬉しくて、何冊も何冊も書いていた。

やがて俺にも友達が出来、そんなこともせず友達と遊びまくったころ、家の事情も解消され、自分の家に戻った。
ばあちゃんは別れるときもニコニコしていて、
「お父さん、お母さんと一緒に暮らせるようになってよかったねえ」
と喜んでくれた。

先日、そのばあちゃんが死んだ。89歳の大住生だった。遺品を整理していた母から、「あんたに」と一冊のノートをもらった。
開いてみると、そこにはばあちゃんが作ったすごろくが書かれてあった。モンスターの絵らしき物が書かれていたり、
何故かぬらりひょんとか、妖怪も混じっていたり。
「ばあちゃんよく作ったな」とちょっと苦笑いしていた。最後のページを見た。「あがり」と達筆な字で書かれていたその下に、

「義弘(俺)くんに友達がいっぱいできますように」
人前で、親の前で号泣したのはあれが初めてだった。ばあちゃん、死に目に会えなくてごめんよ。
そしてありがとう。

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