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後輩になった同級生のトモダチ

この記事の所要時間: 151

中高一貫なもんだから中学から入ってると、
嫌でも仲のいい奴っていうのはひとりぐらいできる。
そんなわけで、人付き合いが苦手な俺にもIという友人がいた。

Iは結構冷めた奴だったけど、何故か俺とはウマが合うらしくてよく二人でつるんでいた。
ところが高二になると、Iは家の都合だかなんだかで、オーストラリアに行ってしまった。
一年間向こうの学校に通ってまた戻ってくるということだったから、俺は大して気にしてなかった。

一年経ってIは戻ってきた。学校では留年扱いになっていたから、俺は高三で奴は高二。


帰ってきた当初は「オマエ後輩なんだから俺の言うことを聞けよ」とか
「じゃあ言うこと聞きますから先輩おごってくださいよ~」とか
別の学年になっても会って冗談を交わしたりしていたけれど、
俺も受験勉強があったからだんだんと話す機会が無くなっていった・・・。

結局俺は受験に失敗して一浪する羽目になった。
かなり精神的に追い詰められていたのもあって毎日予備校の自習室に缶詰めになっていた。

親からIがいじめられているという話を聞いたのはその年の秋の事だった。
この歳になっていじめなんてと最初は思っていたけど、
結構事態は深刻らしくて、Iは春辺りから殆ど学校に来なくなってしまったらしい。
なんで俺は気づかなかったのか、と愕然とした・・・
前に会った時にもそんな話は一言も出なかったのに・・・。

すぐに俺は在学中に世話になった先生に電話して、Iのクラスの担任の名前を聞き出した。
俺は担任している教師にアポをとって直接話をした、その教師は事態を知っていたらしい。
知ってて知らぬフリを決め込んでていたのかと俺は憤慨した。
とにかくIを今いる外部中心のクラスから移し、卒業できるようにしてくれと訴え、俺は学校から出た。
自分の無力さを感じたし、言いくるめられた感もあって、自分が凄く情けなく感じた。
少し歩いた先のバス停に着くと、しばらくしゃがみ込んでいた・・・。

あれから数年・・・俺もIもなんとか私立の大学に合格し、今でもよく一緒に遊ぶけれど、
あの時の話はまだしていない・・・。

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